合言葉は、「食べることは生きること」。
「食」をテーマに手賀沼流域を探検&体験することで、地域課題に気づき、問いを深めるプロジェクトです。
背景
子どもは人や自然と関わって成長する存在です。
にもかかわらず、放射性物質降下やCOVID19流行によって、子どもたちが人や自然と関わる機会は著しく減少しました。これは各家庭の経済力と関係なく、一律に起きている「体験の貧困」と考えます。「食」を切り口に体験を提供するこのプログラムは、「食べる」ことによって地域課題を「自分ごと」として捉えられる、「美味しい」をコンパスにすることで人や自然とつながれる、という利点があります。また、異年齢集団で課題に取り組むため、子どもたち同士の「認め合う力」や「助けを求める力」「アサーション力」が育まれることも期待できます。
大切にしていること
内容
親子で流域の生産者さんを訪問し、現場で収穫、調理、会食をします。五感をフル活用することで、これまでとは違う視点を持つことができます。視点が変わることで、社会的な課題に気づく、地域の可能性を見つけることが可能になります。
過去のプログラム
2023年5月から12月にかけては、
手賀沼の地形や風土を生かして、土や野菜、生きものを大切に育てる生産者さんのみなさん、
それらを活かして、かつ五感を使いながら「作る 」「食べる」の楽しさを教えてくれる料理人さん、
きっと昔からそんなふうに暮らしてきた千年村の文化を現代に伝えてくれる方々…など
プロフェッショナルな人たちが協働してくださいました。

| ファーム小川 | 「この畑の全てに理由があるんだよ」と教えてくれた小川さんの畑の秘密を見つける冒険。小川さんの話を聞くと自分も蜂と仲良しになりたくて、幸せにお付き合いする方法を考え始めてしまう。 |
| RichSoil & Co. / CIMI the restorant | GOKANで出会った生産者さんの食材をシンプルな調理方法、お塩とオイルで味わうSpecial企画でプロの料理を魅せてくれました。 |
| 柏観光プロダクション | 手賀沼の地形や風土、文化を今に伝える鷲野谷集落をガイドしてくださり、昔も今も未来も変わらない「豊かさ」を見つけました。 |
| NORA FARM | かっこいい農家さんたちの素敵な畑で収穫した野菜をそのまま味わってみる。畑の横にクロスを敷いて、野の花を飾ったテーブルでレストランのソースを付けてみんなで「いただきます」! |
| おはよう農園 | のんびりのびのび暮らすニワトリ達のお家にお邪魔して、卵をいただき、ニワトリのお家の横で卵サンドを作ってパクリ!手作りのマヨネーズの美味しさに感動! |
| Weingut Egucci von TEGA | 手賀沼が見渡せるブドウ農園でワインを作るチャレンジのお手伝い。ブドウ畑に足を踏み入れた瞬間から濃厚なブドウの香りに包まれました。 |
| グリーンファーム栗原 | 手賀沼の周りにブルーベリー農園が多い理由を教えてくれました。イベント当日は猛暑日。農家さんの大変さを体感した参加者たちでした。 |
| 柏のやさい「ろじまる」 | 野菜を食べる人、買う人である私たちも「いただきます」の背景にあるたくさんの課題を解決する鍵を手に持っていることを教えてくれました。 |
| 鷲野谷鳥びしゃ保存会 | 鳥びしゃの作り方を鷲野谷集落の方々と一緒に教えてくださいました。子どもの頃から遊んでるんだと言って鳥だけでなく、亀や鶴、鶏など次々と生み出す魔法の手にびっくりしました。 |